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宇宙へ挑戦する事業者を保険で後押し

SpaceXに代表される世界的な宇宙ビジネスの発展は近年さらに加速度を増し、日本でも宇宙ビジネスの拡大が期待されていますが、そこには様々な未知のリスクが潜んでいます。JAXAや大企業のみならず、国内のスタートアップ企業が宇宙への挑戦を続けるために、宇宙保険が大きな支えになっています。

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前人未到の挑戦に潜む、未知のリスク

宇宙産業は世界的に急激な成長を続けており、日本でも約1.2兆円の市場規模を2030年代早期に倍増させる目標を政府が掲げています。異業種の大企業やスタートアップ企業の新規参入も盛んで、その事業内容も人工衛星の運用、データの利活用、宇宙旅行、輸送サービスなど多様化しています。そして、宇宙空間の利活用が多様化するのと同時に、宇宙ビジネスに潜む新たなリスクも出現しています。宇宙保険の分野では、エスタブリッシュドスペースの事業者(従来の宇宙産業)に対して衛星の製造から打上げ、運用にいたるリスクを補償してきた宇宙保険も、この状況を踏まえて進化しています。宇宙事業者や異業種から参入する事業者の方々に安心して宇宙ビジネスに取り組んでいただくためにも、宇宙空間で発生しうる様々なリスクに対応した保険の開発が急がれています。

1970年代から宇宙保険を提供してきた損保ジャパンでは、宇宙ビジネス拡大に伴う新たなリスクを想定した商品やサービスを通じて宇宙産業の成長に貢献するミッションがあります。私たちは宇宙ビジネスをリードする欧米を中心に海外事例をリサーチし、海外保険マーケットとディスカッションしながら「未だ起こっていないリスク」を手探りで洗い出し、将来的な宇宙ビジネスの発展につながるリスクマネジメントの知見を蓄積しています。

挑戦をサポートする事業の両輪とは

宇宙ビジネスに挑戦する企業にとって、構想・開発段階と打上げ・運用段階では保険会社へのニーズが大きく異なります。私たちは、宇宙ビジネスに既に取り組まれている事業者、これから宇宙ビジネスに新規参入される事業者、それぞれの事業の成功・成長をリスクマネジメントの観点から支援しています。具体的には、リスクコンサルティングである「宇宙ビジネス支援サービス」を提供し、打上げ・運用段階では具体的な損失に備える「宇宙保険」が事業者を支えます。企業が宇宙ビジネス実現に向けたロードマップのどこにいるかで私たちへのニーズも異なるため、「宇宙ビジネス支援サービス」と「宇宙保険」の両輪で事業フェーズに合わせたサポートを行っています。

「宇宙ビジネス支援サービス」について

主に異業種の大企業やスタートアップを対象に、構想・開発の段階で“この先に考えられるリスク”を検討していくリスクコンサルティングを行っています。関連記事「宇宙産業に挑むスタートアップが抱える課題とは」をご覧ください。

オーダーメイドの宇宙保険は、信頼関係の上に成り立つ

宇宙への挑戦に伴う様々なリスクに対応するための宇宙保険は、事業者に合わせてオーダーメイドで設計します。その過程で私たちは技術に関する正確な理解が必要であり、事業者の方々と対話を重ねながら信頼関係を構築することが大切だと考えています。一方で、宇宙ビジネスはまだ特殊性が高く、参入に抵抗を感じている事業者も少なくありません。だからこそ、宇宙ビジネスを牽引してきたプレーヤーと、これから参入を検討するプレーヤーとが気軽に交流できる環境も大切です。1社1社との深い信頼関係と、市場における幅広いネットワークの構築。この両軸のコミュニケーションを通じて、損保ジャパンは日本の宇宙ビジネスの成長を支えていきたいと考えています。

成長が期待される宇宙ビジネスに挑戦する企業を支える、損保ジャパンが提供する「宇宙保険」、「宇宙ビジネス支援サービス」の詳細をご紹介します。こちらの特設サイトをご覧ください。
損保ジャパンの宇宙保険

川田烈

川田烈

損保ジャパン 航空宇宙保険部宇宙産業開発課の課長。2018年4月より航空宇宙産業の顧客対応を歴任。2023年4月より同部に宇宙産業開発課が新設され、宇宙産業の発展に資する取組みに従事。

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