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ジェンダーギャップを解消する様々な方法

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3月8日は、1970年代に国連が「国際女性デー」と提唱して以来、ジェンダー平等や、女性のエンパワーメントを推進するための日とされています。国連女性機関(UN Women)が制定した2025年のテーマは、「すべての女性と少女のために ー 権利、平等、エンパワーメントを」です。さまざまな分野で女性社員が活躍している保険業界においても女性のキャリア形成支援やリーダー人材の育成、そして将来を担う若い世代に向けた取組みが、より一層注目されてきています。

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ジェンダーギャップの解消に必要なこと

世界経済フォーラム(WEF)の試算によると、全世界における経済分野のジェンダーギャップを完全に解消するには、あと152年もかかるといわれています。役職の偏りなど、企業の在り方が起因する課題は多く、各企業が主体的に取り組んでいくべき問題であることは明らかです。また、女性がリーダーシップを発揮することは、企業のパフォーマンスにも大きく影響するといわれています。

誠実・自律・多様性を「SOMPOの価値観」として掲げるSOMPOグループでは、指標を追うだけではなく、本質的なDEI(Diversity, Equity & Inclusion)への理解と実践を促進する取組みを行っています。

キャリアアップを支援する風土・環境づくり

具体的な取組みとして、SOMPOグループは、社員の意識醸成などを目的とした育成プログラムやセミナーなどの実施や、性別を問わないキャリアアップを支援する風土や環境を構築しています。

先進国の中でもジェンダーギャップの大きさが指摘される日本では、保険業界においても意思決定層の育成が課題となっています。損保ジャパンでは、女性リーダーの育成に向けて、女性社員の成長を後押しするプログラムを実施しています。例えば、女性社員が多様な経験を積めるように、スポンサーシップの要素を取り入れ、2階層で展開するオリジナルのSJ版メンター制度を導入しています。

「SJ版メンター制度」とは

SJは、損保ジャパン(Sompo Japan)を指しています。この制度は、メンター制度とスポンサーシップの要素を取り入れ、「成長」に向けた「経験」を後押しする制度で、キャリア形成上の助言をするとともに経験の機会を提供する人を「メンター」、育成対象者を「メンティ」と定義しており、メンターは必要に応じてメンティの直属の上長と連携し、メンティをサポートします。

より高い視座での組織運営が期待されるリーダー職向けの「Next」と、より一段上の役割や役職で今後の活躍が見込まれる社員を対象とした「Future」の2階層で展開しています。

また、2024年度には「Futureメンティ経験者」と「Futureメンター」が立場を逆転してメンタリングを実施する「リバースメンタリング」をオプション企画として導入しました。

損保ジャパンにおけるジェンダーギャップに関する指標

SOMPOグループの海外保険事業では、業界内での存在感を高めるために、あらゆる社員の意見を収集し、違いを尊重するインクルーシブな環境を構築しています。例えば、ブラジルやヨーロッパ、北米で開始された、キャリアアップのための支援プログラムは、女性の昇進率や管理職への登用率に貢献しています。また、トルコでは、男性中心で担当してきた自動車保険の事故受付において、女性アドバイザーの活躍を目的にエンパワーメントワークショップを導入し、職場でのジェンダーギャップの解消に取り組んでいます。

SOMPOグループは、世界中に拠点を持っており、各地域の文化やルールに沿いながら、人材マネジメントの強化やキャリア開発の機会提供の他、コミュニティ育成に向けた外部とのパートナーシップ締結などの取組みを積極的に行っています。

社外向けの取組みにも注力

SOMPOグループは、社員に向けた取組みだけではなく、将来を担う次世代向けの育成プログラムも実施しています。例えば、日本では理系の女子中高生を対象に、保険業界のSTEM (science, technology, engineering, mathematics) 分野で働く女性との対話や職場体験の機会を提供することで、さまざまなキャリアが存在することを示しています。

また、お客様へ提供する商品・サービスを通じて、ジェンダーギャップの解消にも貢献しています。SOMPOひまわり生命は、生命保険会社かつ健康応援企業ならではの取組みとして、理想のライフデザインの実現をサポートする「健康」「自分」「仕事」「家族」「お金」の5つの軸でコンテンツを提供する、業界初の有償Femtechサービス「Linkx Life is」を開発しました。このサービスを通じて、導入企業は女性の組織内外でのライフデザインを支援できます。

女性のエンパワーメントを推進する方法の正解はひとつだけではありません。個々人の状況や地域ごとのワークカルチャーの違いを意識してはじめて、価値を発揮するのです。

グローバルレベルの社会的課題を解決するためには、当事者同士が対話を通じて進化や改善することが重要です。SOMPOグループは、国内外のさまざまなイニシアティブに率先して参画しています。
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日本初の火災保険会社で130年以上の歴史を持ち、現在国内損保と生保事業、海外保険事業、介護事業をコア事業として事業を展開しています。

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