SOMPO ホールディングス
HOMESTORIES

成長と拡大を促す保険ビジネスの進化

Share

私たちは「日本発の真のグローバル企業」を目指し、グループ構造改革と事業戦略の強化を進めています。

Index

成長のための2本柱のアプローチ

2025年2月、SOMPOグループは経営体制を刷新し、2025年4月1日付けで「SOMPO P&C」および「SOMPOウェルビーイング」の2つのビジネス領域に再編することを発表しました。SOMPO P&Cは、国内外の損害保険・再保険事業を、SOMPOウェルビーイングは国内生命保険事業(SOMPOひまわり生命)および介護サービス事業(SOMPOケア)などを集約しました。この新体制により、両事業部門のイノベーションを促進し、急激に変化する市場の動向や世界のステークホルダーの高まる期待にSOMPOグループとして確実に対応します。専門チームを編成し、明確な目標設定のもと、さらなるイノベーション創出を目指しています。

SOMPOウェルビーイングは、グループが一丸となって連携することを基本戦略とし、高齢化社会という日本が直面する複雑な社会課題に対して積極的に取り組みます。

一方、損害保険事業がSOMPO P&Cへ集約されることにより、SOMPOインターナショナルは、世界の損害保険市場において競争優位性を最大限に生かせるポジションに立つことになります。業界が進化するなか、焦点を絞ったアプローチをはかることで、さまざまな地域における新たなトレンドや顧客の需要に素早く対応することを目指します。

SOMPOインターナショナルのアジア太平洋地域保険担当CEOで、損保ジャパンの副社長執行役員に新たに就任したKenneth Reillyは、以下のように述べています。

「この構造改革は、私たちが進化し続けるために極めて重要なステップです。そして、経済の変化に対するレジリエンスの強化にもつながるでしょう。また、事業構造をシンプルにすることで、地域を越えたつながりや連携が強化され、株主価値の向上に貢献できると考えています。今後も業界トップレベルの事業環境の構築を続けていきます」

事業の多角化による経営力強化

SOMPO P&Cの多角化された事業ポートフォリオは、さまざまな市場機会を最大限活用しながら、リスクを最小限に抑えることが可能となります。多様な地域・分野に展開するSOMPO P&Cは、この幅広いポートフォリオを活用することで、市場と商品の分散によるリスク軽減を実現し、地域的な市場変動の影響を受けにくい、損害保険事業の高い財務的レジリエンスを達成することができます。

複雑に絡み合い絶えず変化するリスク状況に対応するため、拡大する顧客とSOMPO P&Cの間のビジネスをさらに円滑にすることが不可欠です。損害保険事業をまとめる新たなグローバル体制の設立は、「Ease of Expertise」というSOMPOインターナショナルの考えを体現しています。

SOMPO P&Cは、コマーシャル分野、コンシューマー分野、再保険といった各部門の専門知識を結集し、事業全体で独自の知見と専門性を共有することで、包括的な商品の提供とサービスの向上を実現しています。さらに、顧客ソリューションの強化を目指し、多様なポートフォリオを活用することで、顧客層のニーズに最適化された保険ソリューションを提案することが可能になり、顧客満足度と顧客維持率の向上につなげています。

SOMPOインターナショナルは、市場の変化への適応力を持ち、競争力にも優れています。複数の地域で事業を展開することで、市場動向、規制変更、顧客ニーズへの対応力を高めています。また、多様な保険事業部門でのビジネス展開は、クロスセル機会の拡大や市場シェア獲得のチャンスをひろげ、企業価値向上と、私たちの成長機会を磐石なものとしています。

このような変革が、SOMPOインターナショナルのグローバル市場およびアジア太平洋地域でのさらなる成功の鍵を握るとReillyは考えています。

「社内のさまざまなスキルや幅広い事業領域、グローバルなネットワークを最大限に活用することで、ターゲットとする顧客層に効果的にサービスを提供しています。統合されたアプローチにより、真にグローバルな商品と保険引受プラットフォームが生まれ、継続的なイノベーションを促進することができるようになります。その結果、は市場において差別化を図る独自の商品やサービスの開発ができるようになります」

アジア太平洋地域で事業展開するメリット

アジア太平洋地域では、SOMPOインターナショナルのコマーシャル分野とコンシューマー分野の融合により、事業内の知見の共有を促進し、大きな成長機会を創出しています。また、アンダーライティング能力の強化に加え、進化する顧客ニーズに対応するためのシームレスで効率的なサービス提供を加速させていきます。

私たちは、市場における競争優位性を強化するため、コラボレーションとイノベーションを通じて、アジア太平洋地域全体での持続可能な成長を目指します。

日本を含むアジア太平洋地域のビジネスパートナーとの関係強化に引き続き取り組み、統合的なアプローチを通じて、顧客ニーズへ的確かつ効果的にお応えする革新的なソリューションとサービスを提供していきます。

SOMPOインターナショナル アジア太平洋地域保険担当CEO
損保ジャパン 副社長執行役員
Kenneth Reilly

アジア太平洋を越えて、真のグローバルビジネスへ

SOMPO P&Cは、世界の保険市場において非常に重要な役割を担う事業体です。300億米ドルを超えるグロス保険料、4万人を超える従業員、多岐にわたる保険・再保険商品を提供することで、安定的な成長を続けています。

バランスの取れたポートフォリオと多様な市場動向に対応可能な戦略的なポジションにより、SOMPO P&Cは、再保険事業における確固たる地位を築くとともに、コマーシャル市場とコンシューマー市場の双方において大きなビジネスチャンスを見出しています。

SOMPOグループは世界の28の国と地域に事業を展開しています(2024年7月現在)

SOMPO P&Cの新たなCEOであり、SOMPOインターナショナルのCEO兼執行役員でもあるJames Sheaは次のように述べています。

「企業の強みは、『人』です。世界中のどこで事業を行う場合でも、現地の市場と顧客を理解している人材を適切なポジションに配置することがなによりも重要です。グループ内の緊密な連携こそが成功の鍵となります。企業としてのアイデンティティと果たすべき役割を明確に共有することで、従業員を含む全てのステークホルダーのニーズに効率的かつ効果的に対応できます。それは、専門知識に基づく深い洞察力と、変化の激しいリスク環境への迅速な対応力を意味します。その結果、顧客ニーズを的確に捉えた、優れたサービスと商品を提供できると確信しています。そのためにも、顧客やビジネスパートナーとの関係強化に日々努めています」

SOMPO P&Cは今後も、戦略的取組みの強化、顧客サービス向上のための技術イノベーションの活用、業務効率化、そして新興市場のニーズに対応する新たな保険商品の開発に尽力していきます。さまざまな地域での事業・商品展開を通じて、事業ポートフォリオの安定性を高めながら、競争の激化する市場において成長と拡大を続けています。

Sheaは、急速に変化する現代社会において、複雑なリスクを的確に捉え、さまざまな状況をわかりやすく解析する高度なデータ分析力は私たちの強みだと言います。私たちは常に「戦略を行ううえで、これが最もシンプルで、容易で、効率的な方法なのか?」と自問自答しながら、挑戦を続けています。この姿勢こそが、顧客、ビジネスパートナー、そして従業員にとって、最適なソリューション提供と成果につながるのです。

SOMPO P&Cは、世界の保険市場で進化を続け、既存の強みを生かしながら、新たな成長機会を捉えるための体制整備を行っています。

また、SOMPOインターナショナルおよびSOMPOグループのグローバルにおける実績の基盤は、伝統ある日本企業ならではの強みであると理解することは非常に重要です。

これこそが、私たちの視点を形成し、ビジネス哲学の根底をなすものです。私たちは、信頼、誠実さ、透明性という日本の伝統的な価値観に基づき、長期的な関係を築きたいと考えています。顧客やビジネスパートナーに対する誠実な姿勢は、私たちに対する信頼感をさらに高め、長期的かつ持続的な成功の基盤となるでしょう。

SOMPOホールディングス SOMPO P&C CEO
James Shea

この記事は、Accelerating Sompo Group’s sustainable growth through the evolution of the P&C businessというタイトルで、媒体Insurance Asia Newsに掲載されたものの改訂版です。

130年以上にわたり保険業界のイノベーションを担ってきた歴史に裏打ちされた、オーダーメイドのリスク管理や多国間ビジネスソリューションは、お任せください。SOMPOインターナショナルのウェブサイト(英語)をご覧ください。
詳しくはこちら

SOMPOインターナショナル

SOMPOインターナショナル

SOMPOインターナショナルは、日本発の真のグローバル企業を目指すSOMPOグループの海外損害保険事業の中核を担っています。

Related Stories

Slide 1

I am a button

Slide 2

I am a button

Slide 3

I am a button

共有する: