SOMPO ホールディングス

病院まで行くのが難しい、近くに専門医がいない、すぐに受診できない。そんな課題に応えるため、デジタル技術で、誰もが身近に質の高い医療を受けられる社会、患者・家族、医療従事者の皆がより安心できる社会の実現を目指します。

Index

医療格差の解消と持続可能な医療体制

日本の医療・介護現場は、高齢化の進展に伴う医療ニーズの増加と、それを支える医療従事者の不足等により、深刻な医療資源の不足という課題に直面しています。特に、医師不足が深刻な地域では、医療機関へのアクセスが困難な場合も多く、医療格差の拡大が懸念されています。

SOMPO Light Vortexは、SOMPOグループのパーパスである「“安心・安全・健康”であふれる未来へ」の実現に向けて、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて新たな商品とサービスを提供しています。その一環として、医療・介護現場の疲弊と持続可能な医療体制の必要性を認識し、SOMPOグループ初の医療機器サービスとして、ビデオ通話で医師の診察が受けられる遠隔診療支援キット「TytoCare」を日本で導入しました。

日本における初展示会(メディカルジャパン東京2023)
TytoCareとは?
診療支援キット

TytoCareは、ビデオ通話によるオンライン診療に加え、聴診、体温測定、耳・喉・皮膚の観察といった局所的な診察ができる機能を搭載し、自宅にいながら遠隔地の医師に多角的な情報を共有することで、医師のオンライン診療を支援します。

諦めない心とチームワークで乗り越える

事業開始にあたっては、多くの困難がありました。医療機器事業の許認可取得、契約交渉、事業化に必要なエビデンス構築など、容易に解決できるものではありませんでした。

しかし、私たちは事業の可能性を信じ、医療・介護現場の声に耳を傾け、共に課題を解決するために、社内外のパートナーと協議を重ねて信頼関係を構築してきました。その結果、医療法人と連携した介護施設での実証による顧客への提供価値を確認し、本番導入へとつながりました。

例えば、体調不良の入居者に対してTytoCareを活用し、通院要否を判断することで、介護施設の入居者の通院負担や介護職員の病院への付き添い負担を軽減し、利用者や支援スタッフの双方にとってより快適な医療・介護環境が実現しています。

SOMPOグループは挑戦を支え、チャレンジを続ける文化を持っています。こうした活動が評価され、SOMPOアワード2024で「SOMPOらしい価値創造」カテゴリー最優秀賞を受賞できました。これを原動力に、引き続き、SOMPOグループならではの価値創造・価値提供にチャレンジしていきます。

デジタル技術で医療の未来を創造

気分転換でチームが新宿御苑で集中ディスカッション

私たちは、TytoCareを通じて、遠隔医療がより身近で信頼できるものになる未来を描いています。地域医療機関との連携による訪問型遠隔医療、高齢者施設や病児保育施設での活用、在宅療養支援への応用など、関係各所からさまざまなお声をいただき実証を進めています。

将来的には、子育てや介護、災害医療といった分野にも応用を広げ、どこにいても安心して医療にアクセスできる社会を目指します。デジタル技術と人の力で、“安心・安全・健康”にあふれる未来の創造に貢献していきます。「医療は、もっと近くに、もっと優しく。」そんな未来を、私たちは目指しています。

SOMPO Light Vortexは、デジタル技術を活用し、少子高齢化が進む日本の課題解決に貢献する新たな商品やサービスを提供しています。
会社ウェブサイト

出口常夫

出口常夫

2018年に損保ジャパンに入社。現在同グループのSOMPO Light Vortexの事業統括部で、日本へのTytoCare導入と普及を推進するチーム「医療を手のひらに。」のシニアマネージャー。

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