ピンクリボン月間とは
損保ジャパンはこれまで、乳がんの早期発見と早期治療に向けた啓発活動を実施してきました。今年は、なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)とのパートナーシップをもとに、より多くの人に向けた啓発活動に取り組んでいます。
ピンクリボン運動は、1985年にアメリカで始まった乳がん啓発運動です。日本でも10月をピンクリボン月間とし、全国各地で乳がんの早期発見・早期治療の大切さを広く伝える活動が行われるとともに、この活動を通して検診の受診率向上や患者への支援が強化されています。一方、国内における乳がんの現状を見ると、1980年以降、乳がんの罹患数、死亡数はともに増加している中、検診受診率はOECD(経済協力開発機構)加盟諸国と比較すると依然として低い値となっています。

こうした状況に対し、毎年10月にピンクリボン活動としてランドマークのライトアップや、各種メーカーによるピンク色を基調とした特別なパッケージの商品の販売、スポーツ選手や審判によるピンク色のユニフォーム着用など、様々な形で展開され、乳がんに対する理解を深める期間となっています。


SOMPOグループは、「“安心・安全・健康”であふれる未来へ」というパーパスを実現するために、その原動力である社員と家族の「健康」を守るための活動をしています。損保ジャパンでは、同月をSJピンクリボン月間と定め、社員向けに乳房セルフチェックセミナーやピンクリボンストラップの配布などを実施してきました。
なでしこリーグ×SOMPOグループの取組み
そして今年度は、より多くの人に乳がんの早期発見の大切さを呼びかけたいと考え、グループ初の取組みとして、2024年にパートナーシップを締結したなでしこリーグと協働で乳がん啓発活動を実施しました。
SOMPOグループとなでしこリーグのパートナーシップから始まったこの活動は、スポーツの持つ「人をつなぐ力」によって、これまで届かなかった層に乳がんの啓発について伝えることにつながりました。具体的には、10月に試合が行われた全27会場、30試合でSOMPOグループとなでしこリーグ共同制作の15,000枚のチラシを配布し、多くの来場者にピンクリボン月間やセルフチェックの方法について伝えました。さらに、なでしこリーグに所属するチームや選手のSNSでも取組みについて発信したことで、会場に来られなかった多くの方々にも情報が届きました。

写真提供者:Jリーグ
今回の企画を通じて、ピンクリボン運動の大切さを届けられることをうれしく思います。サッカーは、自分自身と向き合い、仲間と力を合わせてプレーするスポーツです。乳がんの早期発見・検診の大切さも同じように、一人ひとりの意識と周りの支えが大切だと感じています。企画を通じて、多くの方が自分自身や大切な人の健康について考えるきっかけになればうれしいです。
橘麗衣 選手
朝日インテック・ラブリッジ名古屋

写真提供者:Jリーグ
なでしこリーグ×SOMPOグループのパートナーシップ
今回のピンクリボン活動は、SOMPOグループとなでしこリーグが共に取り組んだ初めての取組みです。この初のコラボ企画を通じて、ピンクリボン月間の認知が広がり、乳がんの早期発見・早期治療の大切さをこれまで以上に多くの方々へ伝えることができました。
SOMPOグループの一員であり、損保ジャパンに所属する看護師として日頃から人々の健康をサポートする立場にある私にとっても、「健康を自分事として考える」きっかけづくりを社内のみならず社会へ拡大できたことは、意義深く大変光栄に感じています。
今回の成功をきっかけに、SOMPOグループとなでしこリーグは今後もパートナーシップを深化させ、多様な分野で力を合わせ、より豊かで活力ある社会の実現に向けて共に挑戦を続けます。
ヘッダー写真提供者:Jリーグ




