SOMPO ホールディングス
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1億総介護時代に寄り添う伴走者

身体的・精神的・社会的に満たされた状態を目指す「ウェルビーイング」の概念が、個人や社会の持続可能な発展において重要視されています。一方で、多くの先進国では、少子高齢化に伴い、ウェルビーイングを実現するにあたってさまざまな課題に直面しています。世界で最も少子高齢化が進んでいる日本において、人々のウェルビーイング向上に向け、企業はどのように新たな付加価値を提供しているのでしょうか。

Index

少子高齢化社会が人々に及ぼす影響

2070年には総人口が9,000万人に減少する一方、65歳以上の人口が39%になるともいわれ、日本における少子高齢化の動きが現在進行形で継続している中、介護の需要と供給のバランスが大きく崩れてきています。加えて、健康・介護・老後資金に関わる3つの「不」(不安・不便・不足)に起因する課題も深刻化してきました。私自身も、私と妻の両親3人の介護をしており、仕事をしながら介護を担うビジネスケアラーの一人として他人事ではなく、誰もが抱え得る問題と実感しています。

平均寿命と健康寿命に約10年のギャップが生まれる健康の「不」、介護需給ギャップが深刻化する介護の「不」、老後に必要なお金が増え続ける老後資金の「不」という3つの「不」を解消していくことが、今後より一層重要になってきます。

1億総介護時代を生きる伴走者として寄り添う

将来的に、万人にとって介護が他人事ではなくなる「1億総介護時代」に向けて、SOMPOグループは、自社が保有するデータを活用して、保険・介護事業などのサービスとお客さまをつなげることで、3つの「不」に起因する社会課題解決に貢献できると考えています。そのウェルビーイングの取組みのキーワードが「つなぐ・つながる」です。

お客さまのライフステージと長く、厚くつながる

私たちが持つ複数の事業が「つながる」ことで、お客さまに新たな価値を提供していきます。例えば「介護」と「生命保険」とが「つながる」ことで、お客さまとそのご家族が安心して豊かな人生を送るための新たな価値「介護ソリューション」の仕組みを構築しています。介護に関する相談窓口や優待の提供、保険金の介護施設への直接支払いを実施する「ケアコンシェルジュ」機能など、保険加入後からシニアライフまで中長期に渡るサポートを行います。こうした「介護ソリューション」の考え方は、企業活動にも大きく影響しつつあるビジネスケアラーへも展開していきます。

マラソンを楽しむ渡部

また、私たちが生命保険や健康診断事業で培った「健康応援・行動変容」に関する取組みと、2024年に資本業務提携したRIZAPグループの「フィットネス」も「つなげて」いきます。具体的には、健康リスクを予測し保健指導する「ヘルスケアサービス」をお客さまに提供しつつ、全国に展開する「chocoZAP(チョコザップ)」をご利用いただき、データに基づく行動変容による身体機能や認知機能の向上につなげていただくことで、お客さまの健康増進を支援していきます。私自身マラソンを楽しむランナーの一人として、データに基づく行動変容とその効果に大いに期待しています。

これからも、SOMPOグループは、「つなぐ・つながる」をキーワードとし、お客さまのライフステージでの接点を多く作り、長く、厚くつながることで、歳を重ねることをポジティブに捉えられるウェルビーイングな社会の実現を目指していきます。

データを介して、SOMPOグループの生保事業や介護事業などのサービスをつなぎ、お客さまとつながり、お客さまのニーズに長く、厚く応えるサービスを積み上げることで、生涯にわたるソリューションの提供を目指します。
統合レポート2024

渡部一文

渡部一文

住友電工、ベイン、GE、アマゾンを経て、23年6月よりSOMPOホールディングス グループCXO 執行役常務。経済同友会幹事。京都大学特任教授。週末ランナー。

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