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認知症に備える、なってもその人らしく生きられる社会へ

「親が同じ話を繰り返すようになった」

そんな戸惑いの声は、いまや珍しいものではありません。日本では高齢化が進み、2040年には認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数が1,200万人に達すると推計されています。介護を担う人材の不足も懸念され、認知症は本人や家族だけでなく、社会全体で向き合うべき課題となっています。

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認知症を正しく理解するために

認知症は単なる物忘れではありません。本人の生活の質や尊厳、家族の安心、さらには地域社会の持続性にまで深く影響します。だからこそ、誰もが安心して歳を重ねられる仕組みを築くことが求められています。SOMPOグループは、「認知症に備える・なってもその人らしく生きられる社会」をつくることを掲げ、グループの力を結集したさまざまな挑戦を続けています。

SOMPOグループが描く共生社会への挑戦

現代社会が抱える少子高齢化の課題。その先に潜む3つの「不安(健康、介護、老後資金)」を解消すべく、2025年度から、SOMPOグループは新たな経営体制のもと、「SOMPOウェルビーイング」を本格的に始動しました。SOMPOウェルビーイングは、誰もが直面しうる不安に対して、包括的かつ一人ひとりに寄り添うソリューションを提供することを目指しています。その一つとして、認知症に関する取組みは、その実現に不可欠な重要な役割を担うと考えています。具体的な取組みをいくつかご紹介します。

認知症啓発・支援活動を促進する「オレンジライトアップ」

2017年から毎年9月21日の「世界アルツハイマーデー」にあわせ、新宿本社ビルを認知症啓発のカラーであるオレンジ色にライトアップし、「誰もが認知症とともにいきいきと暮らす社会をつくりたい」という想いを発信しています。

予防への挑戦「SOMPOスマイル・エイジングプログラム」

スウェーデン・カロリンスカ研究所や国立長寿医療研究センターと協働し、高齢者の生活習慣改善によって認知機能低下の抑制に有効な「SOMPOスマイル・エイジングプログラム」を開発しました。食事・運動・交流を組み合わせ、日常生活の中で脳を健康に保つ仕組みを提供しています。 SOMPOケアでは、全国の高齢者施設で導入を進め、日本における認知症発症リスクの減少と健康寿命の延伸を目指しています。

認知症への理解を深める場「SOMPOカフェ」

認知症を自分ごととして考えるきっかけとなる「SOMPOカフェ(認知症カフェ)」を開催しています。当事者の体験やご家族の声を聞き、参加者同士のコミュニケーションを通じて認知症への理解を深めています。

多方面から安心と笑顔を支えるために

これまでの取組みを加速させていくとともに、データと科学の力を活用した新たな挑戦にも踏み出しています。SOMPOグループの科学的介護の研究拠点である Future Care Lab in Japan では、日々の生活や介護現場で得られるデータを活かし、認知症の進行予測やより質の高いケアのあり方を探求しています。

Future Care Lab in Japanについて

Future Care Lab in Japan は、SOMPOグループが手掛ける未来の介護を創造する拠点です。SOMPOホールディングスとSOMPOケアが、2019年2月に東京都品川区に開設しました。介護現場と同じ生活空間を再現した実証エリアを備え、国内外における最先端の介護テクノロジーの実証を行うことで、介護現場の課題解決と質の向上を目指しています。

AIやテクノロジーと人の温かさを組み合わせることで、介護スタッフの負担を軽減しつつ、本人らしい暮らしを支える新しい解決策を模索しています。一部の事例をぜひご覧ください。

「認知症に備える・なってもその人らしく生きられる社会」に向けて、これまでの活動と未来への挑戦、その両輪で、SOMPOグループは社会全体の安心と笑顔を支えていきます。

SOMPOグループは、「認知症に備える・なってもその人らしく生きられる社会」を目指し、予防プログラム開発、理解促進、社会啓発に加え、データやAIの活用で質の高いケアを追求し、社会全体の安心と笑顔を支えています。
高齢社会への取組み

田辺敬章

田辺敬章

SOMPOホールディングス ウェルビーイング事業部立ち上げに貢献し、新事業開発や経営管理、認知症サポートプログラム統括を担う。厚生労働省 認知症バリアフリーWG委員を務める。

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