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インテリジェント時代のリスクマネジメント

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新聞を開けば、必ずと言っていいほど災害に関する見出しが目に飛び込んできます。戦争や自然災害、サイバー攻撃はいつでも、どこでも起きる可能性があります。しかしそうした災害が地球の裏側で起こった場合、見て見ないふりをしがちです。自分たちは安全で、損害を受けることはないと思いたいからです。別の市場の、別の業界の、別の企業で起こったことなのだと。しかし、今はもう時代が変わったのです。

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現在では、紛争や災害の影響が光の速さで大陸間を越えていきます。サプライチェーンが分断され、企業や消費者が苦境に立たされ、その結果、政策当局は当初の影響範囲をはるかに超えた措置を講じざるを得なくなる。そんな状況を私たちの誰もがすでに目にしています。グローバル化が進んだ今、大企業も中小企業もかつてないほど、さまざまな場所で起こる災害の影響を受けやすくなっています。さらに人工知能(AI)のようなスーパーテクノロジーが出現したことで、その傾向はより顕著になっていると言えるでしょう。こうしたスーパーテクノロジーは、その可能性において魅力的であると同時に脅威でもあり、農業や医療、金融といったさまざまな産業分野に新たな課題を投げかけています。

インテリジェント時代の到来

世界経済フォーラム(WEF)の創設者であるクラウス・シュワブ氏は、AI主導のスマートテクノロジーが生まれたこの新しい時代を「インテリジェント時代」と呼び、次のように述べました。「より公平で、持続可能で、コラボレーションが進んだ未来がやってくるのか、それともすでに存在する溝が深まることになるのか。どちらの結果になるかは私たちにかかっています。」

その結果を左右する一役を担うのが、変化の激しい時代に対応し、成功への道を見つけようと努力を重ねている、企業内や保険業界のリスクマネージャーです。彼らは、企業がただ生き残るだけでなく、機会を生かすことで、さらに飛躍していけるよう努めています。保険業界は、金融機関や企業が何世紀にもわたって、激動の時代にあっても安全かつ有益にビジネスを運営するために頼りにしてきた、 安定のための支柱です。業界が積み重ねてきた経験は、これからの時代を生き抜いていく上で大いに役立つはずです。

しかしインテリジェント時代においては、それまでのモデルや手法がもはや適切ではない場合もあります。現在では、保険会社はどの分野においてもこぞってグローバルネットワークを構築しようとしています。スケールメリットを生かし、多国籍企業としての能力を発揮し、顧客や業界の個別なニーズに合わせた広範かつ専門性の高いツールや専門知識を提供しようとしているのです。

重要になるのは金融リテラシー

保険会社はまさにシュワブ氏の言葉の通り、コラボレーションを促進しようとしています。これまでに培ってきた社内の専門性と、AIを活用した一連のスマートツールを携え、より幅広い人材やスペシャリスト、ステークホルダーと協働しているのです。こうした包括性の高いアプローチにより、保険業界では、リスクマネジメント戦略をより効果的に策定し、提案できるようになりました。現代のリスクマネージャーは、災害の予防に取り組むことを自身の役割と捉えています。そして、テクノロジーに基づくソリューションを活用してそれを実現する一方で、人間的な要素も疎かにせず、顧客自身のリスクマネジメント能力の向上にも注力しています。そこで重要になるのが、顧客の金融リテラシーを高めることです。

金融リテラシーは、計り知れない恩恵をもたらす、いわば知識の宝庫です。保険会社はこの知見を豊富に持ち合わせています。パートナーシップを通じて、この知識を保険会社から共有してもらうことで、企業の経営陣や社内のリスクマネージャーは激変するダイナミックな脅威の状況を把握できるようになります。現状を把握できれば、潜在的な危険や機会を見つけ出し、守りの態勢を強化し、業績を向上させることが可能です。

グローバルビジネスの成功の鍵となる保険

インテリジェント時代に求められる保険会社とは、顧客のリスクを予防し、安全を守るパートナーです。保険会社と顧客は、知識を共有し、金融リテラシーを高めることで、独創的な新商品やサービスを開発し、より効果的にそれぞれの利益に貢献し、メリットを生み出し始めています。

グローバルに事業を展開している保険会社のSompoでは、コラボレーションこそが、予測困難な時代においてグローバルビジネスの成功の鍵であると捉えています。保険業界がかつてないほど多くの課題に直面している今、日本発の真のグローバル企業へ進化し続けるSOMPOグループは保険事業のコラボレーションを通じて、世界経済の成長を支えているのです。

リスクを取り巻く環境は、常に流動的で、かつてないスピードで変化しています。不安定な世界情勢やスーパーテクノロジーの影響、そして気候変動などに対する懸念は、いずれも十分に根拠のあるものです。そうした危機感ゆえに、人々は行動を起こし、リスクの影響を最小限に抑えようとします。この新しく、不確実でありながらも、素晴らしい未来を創る可能性を秘めた時代において、リスクマネージャーと顧客は、知識と金融リテラシーを分かち合うことで、これまで以上にポジティブな成果を生み出すことができるでしょう。


この記事は、世界経済フォーラム(WEF) のダボスで行われた「年次総会2025」に向けたTIME(タイム)誌に掲載した広告記事です。「インテリジェント時代に向けたコラボレーション」をテーマに、本年の会議は開催されました。

SOMPOグループは、日本初の火災保険会社として、130年以上にわたり社会に貢献してきました。今日では、ますます頻繁かつ不安定になっているリスクに備えるため、世界中の人々や企業を支援しています。
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130年以上の歴史を持つ保険・金融グループ。国内損保と生保事業、海外保険事業、介護事業をコア事業として事業を展開しています。

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