97歳の夢を叶える!「富士山に登りたい」

そんぽの家 中村公園に入居している97歳の小川昭二さんの「富士山に登りたい」という熱い想いを叶えるべく、施設全体で取り組んだ「富士登山計画」。
きっかけは、担当スタッフの「成功体験を通じて、小川さんにもう一度自信を取り戻してほしい」という強い想いでした。
困難を乗り越え、夢を現実に
97歳という年齢で富士山を目指すには、さまざまな課題がありました。長時間の移動による身体的な負担、現地の環境への対応、ご家族の理解と協力、食事量の減少による体力低下…
これらの課題を克服するために、綿密な計画が立てられました。
- リクライニング車椅子で快適な移動をサポート
- 車椅子フットレストを使った筋トレで体力づくり
- 富士山までの車移動を快適にするための工夫
- 本番前の予行練習を含めた入念な準備
ホーム全体で小川さんを応援し、ついに富士山五合目に到着!
霧に包まれた幻想的な景色の中で、小川さんは石碑に刻まれた文字を食い入るように見つめ、大粒の涙を流していました。

本当に来れてよかった、ありがとう、ありがとう!もう一度晴れた日に富士山に行かないかんわな。再度、挑戦してみせる!
小川昭二
お花見で家族との大切な時間を
そんぽの家S京都東向日に入居している堀端卓さんの「家族と一緒にお花見に行きたい」という願いを叶えるため、SOMPOケア 京都山城 訪問看護のプライベートサービスを活用し、お花見企画を実施しました。
コロナ禍以降、外出が難しくなってしまった堀端さん。施設のスタッフは、お花見当日を安心して迎えていただくために、事前の準備を丁寧に行いました。
- 訪問の際に「お花見に行きましょうね」と声をかけ、気持ちを高める
- 普段利用されているデイケアでのリハビリで体力づくり
- お花見前日まで体調管理に気を配る
そして迎えたお花見当日。満開の桜の下で、家族やスタッフとともに穏やかな時間を過ごすことができました。

お花見だけでなく、お墓参りも
お花見だけでなく、長らく行けていなかったお墓参りにも行くことができました。学校の校長を長年勤めあげた功績から、2019年に「教育功労」の叙勲を授与されたことを墓前でご先祖さまに報告。普段は酸素療法を行っている堀端さんですが、写真撮影の際には、ご本人の負担を考慮しつつ、短時間だけ酸素を外すことができました。

こんなことまでしてくれて、看護師さんも一緒に来てくださり私は幸せ者です。天皇陛下からいただいた叙勲章を、ご先祖さまにお見せすることができました。感無量です。
堀端卓
プライベートサービスで、その人らしい生き方をサポート
「高齢になっても、夢を諦めない」
SOMPOケアのプライベートサービスは、単なる介護保険外サービスではありません。利用者の方々の「願い」を叶え、その人らしい生き方をサポートする、かけがえのないサービスです。