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ボッチャx防災の新ゲームで誰もが楽しく学ぶ

能登の復興を応援したい、スポーツで地域に笑顔を届けたい。オリジナルで開発したゲーム「学防ッチャ(まなぼっちゃ)」を通じて、その想いを届けました。パラスポーツのボッチャに着想を得て誕生したこのゲームは、石川県のイベントで初披露され、遊びながら防災知識を深められる点が好評を得ています。

Index

気軽に楽しめる防災ゲームを

地震発生直後、被害状況を確認する鑑定人や建築士

2023年5月の奥能登地震の被災地支援に尽力するなか、改めて防災意識の大切さを痛感しました。しかし、防災を学ぶ機会は限られており、特に子どもにとって難しい内容になりがちです。そこで、誰もが防災について気軽に学べるツールが必要だと感じ、「SOMPOで学防ッチャ」の開発に着手しました。

学防ッチャとは

パラリンピックの正式種目に、年齢・性別・運動神経に関わらず、誰もが楽しめるボッチャというスポーツがあります。学防ッチャは、このスポーツを参考に、防災をテーマにしたゲームです。避難時に役立つ防災グッズが描かれたシートにボールを投げ、当たったグッズに応じて得点を競います。遊びながら防災意識を高められるだけでなく、各グッズの活用方法も教えてもらえるため、効果的な防災教育方法です。

ヨーロッパで生まれたボッチャ

人々の笑顔のために

子どもたちも楽しめる学防ッチャ(七尾市)

2024年1月に発生した能登半島地震は、石川県に甚大な被害をもたらしました。しかし、被災された方々は復興に向けて着実に歩みを進めています。保険会社として、迅速な保険金のお支払いや復興支援はもちろんのこと、私たちに他に何かできることはないかと模索していたところ、七尾市と北陸朝日放送が主催する、スポーツを通じた能登応援イベントの情報が舞い込みました。まさに、NPOと協働で開発した学防ッチャを初めて披露する絶好の機会だと思い、参画を決意しました。

幅広い世代間の遊びが学びに

七尾市のイベントには、子ども連れの家族から高齢者まで幅広い世代が参加しました。誰もが楽しめるように、投げる距離を調整したり、社員が対戦相手になったりと工夫を凝らしました。

参加者の多くは、地震で避難を経験しています。まだ復興の途上ではりますが、皆さんに学びの機会だけではなく、家族や友人とゲームを楽しむ時間を通じて、少しでも地域のつながりや笑顔を取り戻すお手伝いができたことを嬉しく思います。学防ッチャのお披露目が大成功したこともあり、SOMPOグループ横断の社内表彰制度であるSOMPOアワード2024において、「カルチャー醸成」カテゴリーで最優秀を受賞しました。

SOMPOアワード2024の表彰式

未来を守る小さな一歩

スポーツの力で能登に笑顔を、そして私たちの想いを地域に届けられたことに、大きな喜びを感じます。今後さらに学防ッチャの輪を広げていきたいと考えており、既に複数の自治体からお問い合わせをいただいています。

社員を対象にした学防ッチャ体験会(新宿本社)

災害は、未然に防止することができないとしても、事前の備えによって被害を最小限に抑えることは可能です。学防ッチャが、防災意識の向上と地域活性化のきっかけとなり、未来を守るための備えの第一歩となることを願っています。私たちはこれからも地域に密着した活動を推進し、災害に強い地域づくりに貢献していきたいと考えています。

損保ジャパンは、環境、芸術、教育など多岐にわたる分野で、社会貢献活動を推進しています。企業の社会的責任を果たす取組みとその理念をご覧ください。
サステナブルな社会の実現に向けて

植村早苗

植村早苗

損保ジャパン金沢支店で、より良い支店を目指す課・支社横断「輝く絆プロジェクト」のメンバーとして、「人財育成」「地域貢献」で何ができるかをボトムアップで考える日々。その一環で、学防ッチャのような活動の浸透に注力。

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