見えない、見えにくい方の困りごと
視覚障害は「情報障害」とも言われています。これは、必要な情報へのアクセスが困難であることを意味します。
例えば、目的のお店の近くにいても、入口がどこにあるのか分からず、人に尋ねる必要があるかもしれません。近所のコンビニでアイスを買いたいと思っても、どのような種類があるのか確認するには誰かのサポートが必要です。

誰もが思い立った時にすぐ行動できるような社会にしたい。そのような思いから、SOMPOグループでアシスタンス事業を担うプライムアシスタンスが始めたサービスが、アイコサポートです。
デジタル技術と人の力を融合
スマホのアイコサポートアプリを起動すると、遠隔のオペレーターにつながります。位置情報とカメラの映像をオペレーターが確認し、周囲の状況を「声の視覚情報」として伝えます。
個人情報をしっかり管理してくれているので安心。
利用者の声
視覚障害者が日常で困るさまざまなシーンで、アイコサポートは役立ちます。道に迷った時の案内や買い物中の商品説明だけではなく、外出前の身だしなみのチェック、役所からの重要書類の要約や預金通帳の確認など、他人に頼みにくいサポートも可能です。アイコサポートは、インクルーシブな職場環境の実現にも貢献しています。
例えば、視覚障害者はパソコンの読み上げソフトなどを活用し、業務上の資料とメールの確認やソフトの操作が可能です。それでも読み上げソフトが対応できないウェブサイトやレイアウトも多々あり、アイコサポートを活用することで、業務をよりスムーズに遂行できます。忙しそうな同僚に気を遣って、タイミングを見計らう必要もありません。

いつも周りに気を遣っていたけど、自分でできることが増えて自信がつきました。
利用者の声
もっと自由に出かけられるように
私がこのサービスを始めたきっかけは、ある視覚障害者の言葉でした。
「もう何年も、何も準備せずに思いつきでふらっと外出したことがない気がする」

歩行訓練などを受け、ひとりで外出できる視覚障害者も、商品の表示を確認したい時や、自分のペースで選びたい時など、ちょっとしたサポートが必要な瞬間があります。また、視覚障害者の移動を支援する同行援護サービスは基本的に予約制のため、突発的な用事には利用できないことがあります。
生活の質が確実に上がった。
利用者の声
もっと自由に、気軽に外出したいという意欲を持つ視覚障害者にとって、手軽に利用できる遠隔サポートサービスへの潜在的ニーズは非常に高いと感じています。
誰もが能力を存分に発揮できる社会へ

“安心・安全・健康”であふれる未来に向けて、障害の有無にかかわらず誰もが能力を存分に発揮し、やりたいことにいつでもチャレンジできる社会づくりに貢献したいと考えています。