SOMPO ホールディングス
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将来のグローバルリーダーを育むパイプライン

グループの将来を担うグローバルリーダーを育成する「SOMPO Global University (GU)」が今年で14年目を迎えました。スタート以来多くの優秀な人材を輩出し、人材強化の中核を担うこの取組みについて紹介します。

Index

真のグローバル人材を育む特別な場所

私たちは“安心・安全・健康”であふれる未来の実現に向けて、2025年4月、SOMPO P&CとSOMPOウェルビーイングという2つの事業領域に再編しました。各事業の特性、サービス、強みをつなぎ、新たな価値提供を続けるとともに、グローバルな視点でお客さまのリスクをとらえ、最適なソリューションを提供できる「日本発の真のグローバル企業」を目指しています。

日本では「グローバル人材育成=英語の習得」として、英語学習に取り組む企業をしばしば目にします。英語はグローバルベースで仕事をするうえで、かつての「読み・書き・算盤」と同じく欠かすことができないものです。その上で、真のグローバル人材を育成するためには、各国・地域から多様性あふれる優秀な人材が集まり、日本の外で、英語で徹底的に議論・経験する場がとても大事だと私は考えています。

また、日本以外で働く社員にとっても、世界各国から集まった多様なバックグラウンドを持つ優秀なメンバーと共に経営知識を学び、グループの経営戦略を徹底的に議論することは、グループ経営と異文化への理解を深め、メンバーとの信頼関係を構築することにつながります。これらの経験を通じて、グローバルリーダーとしてのさらなる成長が期待できます。

SOMPOホールディングス 山本人事部長

世界のトップ大学と連携した特別なカリキュラム

2012年にスタートしたGUは、国内外のグループ会社に所属する若手リーダー候補者を対象とした人材育成プログラムで、「経営知識の習得」と「グローバルな環境での社外経験」の2本柱で構成されています。

プログラムの最後に経営陣の前でプレゼンテーション

アジアでNo.1、世界でもトップクラスの総合大学であるシンガポール国立大学 (NUS)のビジネススクールと提携。グループのこれまでの歴史や経営戦略、最新のビジネス環境を反映し、SOMPOグループ専用にカスタマイズしたカリキュラムを提供している点が特長です。NUSの講師陣によるマーケティングや経営戦略の講義に加え、話題のスタートアップ企業経営者とのセッションや訪問を通じて、経営へのインサイトを得る機会を用意しています。さらに、役員から提示された課題に対し、参加者自身で議論・分析に基づいた戦略を立案し、プレゼンテーションを行う場も設けています。

NUSでのプログラム期間中、参加者は約1ヶ月間、互いに切磋琢磨しながら学びを深め、強固な人脈を築くとともに、SOMPOグループとしての一体感を醸成します。損保ジャパンからの参加者は、その後、国内外のスタートアップやNPOにおいて9か月間にわたるOJT (On-the-Job Training)に臨み、保険業界以外の経験を通じて視野を広げていきます。NUSでの学びを活かし、リーダーシップを発揮しながら派遣先の課題解決に取り組むことで、SOMPOグループの事業と直接関わりのない分野やセクターにも貢献し、自社の社員の成長を社会に還元できるという点も、GUの特長の一つです。

2025年修了生。GU参加者同士のネットワークも大きな財産となる。

長期的な視点で成長を捉える

人材育成は、個人と組織がともに成長を重ねる年輪のようなものです。いかに優れた取組みであっても、短期間で成果を期待することはできません。しかし、そこで諦めずに改善を重ね、長期にわたって継続することで、個人の成長、ひいては組織全体の発展につながります。実際に、GUの修了生から執行役員や海外駐在員といった要職を担う人材が輩出されており、手ごたえを感じています。

今後も取組みを深化・継続させ、GUを多様なバックグラウンドを持つ、質の高いグローバルリーダーを安定的かつ効果的に育成する基盤として確立していきます。

SOMPOグループは、社員一人ひとりの成長を後押しする多彩な育成プログラムを展開。グローバルな視野を広げる機会の創出や次世代リーダーの育成などの取組みをご覧ください。
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山本健二

山本健二

2012年に損保ジャパン人事部でSOMPO Global Universityを立ち上げに従事。海外駐在などを経て、2023年よりSOMPOホールディングス人事部長としてグループの人材戦略を指揮。

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