SOMPO ホールディングス
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保険会社グループが、人のプラス価値を創る時代へ

日本は、健康・介護・お金に関する3つの「不」(不安)に直面しています。それらの解消に、多くの企業が様々な施策にチャレンジしています。そのなかで、保険会社がなぜこの変革の旗振り役となるのか、そしてどのように強みを活かせるのか。その背景と理由を解説します。

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「マイナスをゼロに」から「プラスの価値提供」へ

保険事業を主軸として展開するSOMPOグループは今、経営の根幹に「ウェルビーイング」を据え、日本社会が抱える健康・介護・お金に関する3つの「不」の解消に取り組んでいます。

生命保険には「マイナス」のリスクに備え、損失を「ゼロ」に近づける機能がありますが、ウェルビーイングは、人々に「プラス」の要素、すなわち経済的・社会的・心理的な豊かさをもたらす概念です。

人々のニーズが物質的な豊かさから心の豊かさや「人間らしい生き方」へとシフトする中で、私たちは自分たちの事業を再定義しました。保険については、「マイナスを埋めるだけではなく、明るい未来のためのもの」と捉え直したのです。これにより、生命保険と健康を連携させて提供する取組みが、グループ全体のウェルビーイングへのコミットメントにつながっています。

グループ体制の刷新とSOMPOウェルビーイングの設立

SOMPOグループは2025年4月、損害保険事業を担う「SOMPO P&C」と、ウェルビーイングに特化した「SOMPOウェルビーイング」の二つのビジネス領域に組織を刷新しました。

SOMPOウェルビーイングには、SOMPOひまわり生命(生命保険)、SOMPOケア(介護事業)、そしてSOMPOヘルスサポート社(ヘルスケア事業)などがあります。これらの事業基盤とリソースを最大限に活かし、ウェルビーイングにダイレクトに結びつける狙いです。

祖業の精神を受け継ぐ、つなぐ・つながる

この取組みは、祖業の精神と深く関連しています。祖業の東京火災(後の安田火災海上保険)は、私設消防隊(東京火災消防隊)を抱え、リスクに直面したお客さまのところに真っ先に駆けつける活動を行っていました。つまり補償だけでなく、リスクそのものに働きかけるユニークな組織だったのです。

創業当時(明治21年ごろ)、日本人の平均寿命は40歳代でした。それから130年以上が経過し、男女ともに平均寿命が80歳を超える長寿社会になりました。火災のリスクは減った一方で、私たちは今、「21世紀型の新しいリスク」に対応する必要があります。そこで、祖業の精神を受け継ぎ、「お客さまにウェルビーイングを提供していく」という考えに至りました。

「リスクそのものに働きかける」という精神を引き継ぐキーワードが「つなぐ・つながる」です。この理念のもと、各事業が、互いに連携することで、健康・介護・お金の不安を解消する複合的な価値を実現していきます。

経済アナリスト馬渕磨理子氏との対談

SOMPOグループがなぜウェルビーイング事業に取り組むのか、とその背景を説明しました。この内容について、経済アナリストの馬渕磨理子さんとともに意見を交わしました。その対談は動画でも収められているので、よかったらご覧ください。

130年以上の歴史を持つSOMPOグループは、「SOMPO P&C」と「SOMPOウェルビーイング」を中核とする2つのビジネス領域で事業を展開しています。SOMPOのパーパスを実現するために、「日本発の真のグローバル企業 」へと進化します。
概要・事業構成・財務基盤

大場康弘

大場康弘

1988年安田火災海上保険(現・損保ジャパン)入社。2014年NKSJひまわり生命(現・SOMPOひまわり生命)取締役執行役員などを経て社長に就任。2025年4月からSOMPOウェルビーイングのCEO。

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