旅行予約とキャンセル保険の申込みを同時に
これまで旅行を予約する際には、万一のキャンセルに備えるキャンセル保険を探すために別のウェブサイトを訪れ、保険加入時には旅行予約情報や個人情報を一から手入力する手間がありました。

しかし、組込型保険の導入により、航空券や宿泊施設の予約プロセスの中で、旅行プランに適したキャンセル保険が提示され、その場で簡単に申し込むことが可能となりました。旅行者は、旅行予約の延長線上でたった数回のクリックとわずかな情報を入力するだけで、旅行予約情報と個人情報が保険会社に自動連携されるため、簡単に保険加入することができます。
一方で、組込型保険の導入は、保険会社だけでなく、旅行サイトや航空・宿泊施設の運営事業者にとっても、開発リソースやコスト、また保険代理店委託のハードルが普及の障壁となっていました。そこで、SOMPOグループの少額短期保険業者で損保ジャパンの100%子会社Mysurance(マイシュアランス)は、組込型のキャンセル保険を簡単に導入できる「Tag-in*」システムを独自開発しました。
*商標出願中
旅行事業者にも優しいTag-inシステム
Mysuranceが開発した「Tag-in」システムは、パートナー企業の開発リソースやコストを極小化し、短期間での組込型保険の導入を実現しました。また、地場の旅行会社や独立系ホテルなど、保険代理店委託のハードルを感じる旅行事業者でも、別途用意したTag-inシステムの広告モデルを活用することで、代理店委託をせずともキャンセル保険を自らのウェブサイトに組み込むことが可能です。

Mysuranceは、これまでエンベデッドインシュアランスの提供を通じて得られた知見を最大限に活かし、多様な予約プラットフォームに柔軟に対応できる汎用性を持ったシステム開発により、旅行業界の三方良しを実現する組込み型のキャンセル保険の普及に大きく貢献しています。
旅行業界の三方良しを実現するキャンセル保険

本来、旅行とは「ポジティブな体験」であるべきです。
しかし、病気や悪天候などで旅行予約をキャンセルせざるを得ない場合には、「旅行に行けなくて残念な気持ち」に、キャンセル料という「金銭負担」が加わることで、即座にネガティブな体験に変わってしまいます。キャンセル保険への加入で、お客さまが安心して旅行に備えられるうえ、万一のキャンセルの際には、もう一度旅行計画が立てられるポジティブな体験に変わります。また、旅行事業者はキャンセル費用を確実に回収することができ、持続可能な観光支援に繋がっていきます。
コロナ禍で大きな痛手を被った日本の旅行業界の活性化に繋がり得る施策が打てないか、「安心して旅行(予約)をしたい」といったお客さまの希望を叶えるサポートが担えないか、定量・定性でのユーザー調査も踏まえながら考え抜いた結果、Mysuranceは今般の三方良しの世界観を構築するに至りました。